上野にある「東京藝術大学大学美術館」では、いま「NHK日曜美術館30年展」が開かれています。
NHKで日曜美術館という番組があるということは、どこか頭の隅っこにはあったのですが、見たこともないし、ほとんど知らないに等しかったのですが、この展示会は面白そうだったので観に行ってみました。
展示会の内容は、番組で紹介された作家と作品の展示、それらの作品に出演者のコメントがついており、過去の放送のダイジェストがコーナーごとに上映されています。
よく知っている有名な作家や、作品も多く展示されており、かつ知らなかったけれどすごいな、いいなと思える作品とも出会えていい展示会でした。
海外の画家の作品だとずっと思い込んでいた絵が、実は日本人画家の作品だったとかいう発見があったり。
って、それは単に無知だっただけですかね。
映像上映でも、アトリエ訪問など作家が実際に作品を制作している映像が見られたり、作家の政策に対する考え方や姿勢などを本人の言葉として聞けたりして実に興味深かったです。
岡本太郎が絵を描いている姿とか、話とか面白かったですね。
「『なんだこの色は。なんだこの形は。どんな意味があるんだ。』と思わせるようなものを作りたい」
あと、陶芸家、濱田庄司の言葉も印象的でしたね。
大皿に模様をつける技法で「流描」というものがあるのだが、大きな皿でも15秒とかからない。
それなのにどうしてそんなに高価なのかと訊く人たちに対して言った言葉。
「この皿を作るのに60年と15秒もかかっている」
この言葉を言えるってすごいですよね。
やっぱり超一流の人たちの言葉には重みというか凄みがあります。
さまざまな作家の作品に触れ、言葉に触れ、多くの刺激を受けた展示会でした。
ものを作ったり、表現したりするってことは大変なことだけれど、素晴らしい、面白いことだって再確認させられました。
なんだか、ひさしぶりに絵が描きたくなってきましたよ。












