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2007年02月05日

もし僕らのことばがウィスキーであったなら

BOOK

ひさしぶりに村上春樹の本を買って読みました。
この本はアイルランドのシングル・モルト・ウィスキーをテーマにした旅を基に書かれたものです。
旅!
最近かなり旅に飢えているようです。
この本はまるで空腹で仕方ないときに食べたビスケット一枚のように、旅に出たい気持ちがますます募ってしまう結果となりました。

シングル・モルト・ウィスキーがどのような場所でどのような人たちにどんな風にして作られ、飲まれているかということを知るために、シングル・モルト・ウィスキーの聖地ともいえる小さな島へ旅する。
それってかなり素敵です。

アイラ島にはぜんぶで七つの蒸留所がある。僕はこの七つのシングル・モルト・ウィスキーを、地元の小さなパブのカウンターで同時に飲み比べてみた。気持ちよく晴れた六月のある日の、午後一時に。
これは、言うまでもないことかもしれないけど、幸福な体験だった。一生の間に何度もできることではない。

ますます素敵です。

僕はそれを実行してみた。レストランで生牡蠣の皿といっしょにダブルのシングル・モルトを注文し、殻の中の牡蠣にとくとくと垂らし、そのまま口に運ぶ。うーん、いや、これがたまらなくうまい。
<中略>
それから僕は、殻の中に残った汁とウィスキーの混じったものを、ぐいと飲む。それを儀式のように、六回繰り返す。至福である。
人生とはかくも単純なことで、かくも美しく輝くものなのだ。

素敵すぎます。

村上春樹の語り口と、豊富に使われている写真、旅の香りとウィスキーの香り。
こういう旅をしてみたいです。
小さくて単純な幸せをたくさん見つけて集めてみたい。
そういう生き方がしたいですね。

シングル・モルト・ウィスキー、最近ちょっと流行ってるんでしょうか?
幸いにもお酒はそれなりに飲めて楽しめるので、シングル・モルト、いろいろ試してみようかな。

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