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養生のすゝめ

「養生(ようじょう)」という言葉は、日常では聞き慣れない言葉かもしれません。
例えば、病気をした人に、

「養生してくださいね」

って言ったりしますよね。(最近は言わないか……)
体を大事にして回復に努めてくださいね、とかそういう意味で使っていますが、東洋医学では病気でないときに行う「養生」があり、それが本来の意味でした。
ここで勧めたい「養生」はその東洋医学本来の意味での「養生」です。

季節や体質に合った適切な保護を生活習慣に加えることで体のパワーを増してあげる方法。

それが「養生」です。

世の中にはさまざまな健康法が雨後の筍のように、流行っては消えていますが、自分はこの「養生」という方法が一番信頼できて効果があると思っています。
「養生」について知ったのは、若林理砂さんという鍼灸師の先生の著書で、体調管理に関してはこの方を師と仰いで勉強中です(笑)
セミナーにも何度か行って話を聞いていますが、性格もさばさばしていて、言っていることも至極まっとうですし、面白い方です。
古武術家の甲野善紀さんのお弟子さんでもあったという経歴もあり、古武術の要素もちょいちょい入ってくるのも面白いです。

「養生」という健康法は基本的に地味です。
何かスーパーフード的なものを食べると健康になるとか、炭水化物を食べるなとか、動物性タンパク質を食べるなとか、白いものを食べると病気になるとか、一日一食にしろとか……とかとか、そんなことは言いません。
「養生」で基本的に言われるのは、

  • 季節の食材を適切に調理して食べなさい
  • 食べすぎないようにしなさい
  • 適度な運動をしなさい
  • ちゃんと睡眠を取りなさい
  • 湯船には浸かるようにしなさい

そんなような、小学生でも知っている当たり前のことばかり。
でも、その当たり前がちゃんとできてますか? ってことなんです。
大人になると、できてない人多いんじゃないでしょうか?
自分もそうです。人のことは言えません。

当たり前のことに気をつけて、毎日をリズミカルに過ごし、無理をして極端なことをせず、不調を見つけたらすぐに対処する。

そういう生活習慣を身につけることで、体の基礎体力を増やして整えていくことが体調管理のキモだろうと思います。
とはいえ、当たり前のことを実践するのも意外と難しいもので、簡単なことから少しずつ気楽にやってみたらいいんじゃないかな。

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鍼灸師が教える一人でできる養生法