Aire Project Blog

「鼻呼吸」で風邪予防

昔からマスクが大がつくほど嫌いで、咳がひどいときぐらいしかしません。
息苦しいし、顔が痒くなるし、顔の周りに何かあるのは煩わしいし。
風邪予防になるとも思ってないですしね。

咳やくしゃみの飛沫を撒き散らさないのには役立つけど、ウイルスを吸い込まないためには役立たない。

とは、よく言われていることで。
マスクよりも、口呼吸をやめて、鼻呼吸にすることのほうが、風邪予防にもインフルエンザ予防にも効果的だと思っています。
実際、口呼吸をやめることでインフルエンザの罹患率が減ったという実例もあります。

風邪予防に「あいうべ体操」 口呼吸やめて感染減 学校や職場で実践広がる (2013/01/16付 西日本新聞朝刊)

インフルエンザウイルスは湿気に弱く、細菌を利用しないと感染することができません。
鼻呼吸にすると、複雑に入り組んだ鼻腔内を空気が通ることで適切に加湿され、インフルエンザウイルスの侵入を防ぎ、粘膜や毛の働きで細菌やゴミの侵入も防ぎます。
さらに大事なのは、口をしっかり閉じ、口呼吸をしないこと。
口呼吸をすると、冷たく乾燥した空気が直接気道に入るだけでなく、口腔内が乾燥することで、殺菌効果のある唾液の働きを妨げてしまいます。
マスクで口の周りの湿度を上げるより、鼻呼吸にしたほうが、生物の機能的に正しいし、効果的だということです。

最近、口をぽかーんと開けている人、多いですよね。
あれは、健康上も良くないし、頭悪そうに見えるから気をつけたほうがいいと思います。

口を閉じる意識が無いのと、口と舌の筋肉が衰えているんですね。
そういう人は。

ついでなんで、口のホームポジションの話を少し。
唇は軽く合わせ、上と下の歯の間は約2ミリあける。
舌は常に上顎にくっつけ、前歯には触れないように。
上顎のスポットという場所が正しい位置です。

この状態を保っておくのがベスト。
そうしないと、歯並びや顔の形にまで影響するというから、美容の面からも気をつけることをおすすめします。

口や舌の筋肉が衰えてしまっている人には
あいうべ体操
が良いようです。

ちなみに、自分は20年近く前に、高岡英夫さんという、ゆる体操を考案した武術家の方の本を読んで、口のポジションを意識するようになりました。
武術家の方なんで、病気予防とか美容とかという話ではなく、気の流れの話で説明してました、たしか。
つまり、上顎から舌が離れていると、身体を巡っている気の流れが、そこで途切れるって言うんですね。
どの本で読んだか忘れちゃいましたけど、あー、なるほど、と思って(笑)

きっかけはともかく、これまで風邪は一年に一度ひくか、ひかないかというという感じですし、インフルも人生で一度だけ。
鼻呼吸のおかげで免疫力が高まってるんじゃないかなと思いますね。