Aire Project Blog

男が30代でやめるべき習慣

いつものように本屋をブラブラしていて見つけて買った本です。
Twitterのつぶやきを見てみたら、11月20日に買ってますね。

ちょうど会社を辞めようかどうしようか考えていた頃で、辞める決断の後押しをしてくれた本でもあります。

まず、やめるべき習慣の一番最初にこう書いてある。

「楽しくない仕事」はやめる

そうですよね。
って思いました(笑)

本書の「はじめに」でも書かれていることですが、いわゆる自己啓発本で「30代でやるべきことリスト」「30代のうちにやらずに後悔したことリスト」みたいな本は山ほどありますし、自分も読んだことがあります。
でも、「やめるべきこと」という本はなかった。
自分の意志がないと、30代のうちにあれをやれ、これをやれ、という本や人たちに振り回されて、けっきょく何やってたんだろう?
ということになりかねない。

時間は有限なのだから、無駄なことに時間を使わず、やるべきことをやる

つまり、この本の言いたいことはこれだけで、あとは具体例が書いてあるだけです。
前書きから二箇所引用しておきます。

「やるべきこと」ばかり考えていると、つらいどころか、現在をムダにします。
私は三〇代になったら、人生の目標を立てるのをやめたほうがいいと思います。
目標とか目的とか理想に縛られると、現実が嫌になる。

以前、道を歩いていたら、保育園から歓声が聞こえてきた。ビニールの丸いプールかが保育園の庭に設置され、園児がそこに浸かってギャーギャー騒いでいた。彼らは痩せるためにプールに入っているのではない。純粋に楽しいのだ。

人生だって同じです。

ギターだって楽しいから弾いているだけで、ギタリストになりたいわけではない。カラオケだって歌いたいから歌っているだけで、歌手になりたいわけでもない。
それでいいんですよ。
三〇代になってそれに気づかないと、目標や目的に絡めとられて、「空っぽの人生」を送ることになる。